読書は学力の基礎を築く!世界名作文学で難関国立大学に入学できた話

主夫業&育児

小学2年生の女の子のパパです。

子供の勉強、この年頃のお子さんをお持ちの家庭では大なり小なり頭を悩ませる問題ですね。そんな家庭での解決策の1つになれば嬉しいです!

 

本を読むことは素敵なこと!

小学生にとっての読書は最高の勉強です。声を大にして言いたい!最高!

なぜそんなに確信しているかと言うと、僕がそうだったから。

僕は小学4年生頃から寝る前に少年少女世界名作文学という作品集を読むのが習慣でした。詳細は別記事に譲りますが、全巻で50冊、しかも一冊が結構なボリューム。全巻読破はできませんでしたが、この読書経験がその後の勉強に繋がりました。

進学校でもない普通の公立高校でガリ勉タイプではなかった僕が、塾も通わず(夏期講習とかは行きましたが)良いとこの国立大学に合格したのは小学生時代の読書だと信じています。

ちなみに中学生以降はほとんど読書していません。小学生の間の読書が国立大学に入学できるまでの学力の基礎を築いたんです。

 

読書のメリット

色々な人が読書の素晴らしさをお伝えされていますのが、僕自身が得たメリットについてお伝えします。

 

国語力が高まる〜読解力、読むスピード、漢字、語彙力

本を読むということは日本語の「文字」に触れるということです。

そして、漫画やテレビ、動画のように既に用意されていることはなく、文字から全てを想像しなければなりません(多少の挿絵はありますが)。セリフや動詞、形容詞、形容動詞、副詞から登場人物の動きを想像し、また声を想像する。そして風景も想像する。更には気温湿度、明るさ・暗さ、雰囲気といった細かな部分もです。

本をたくさん読むことで、また、さまざまな作品に触れることで想像する能力が高まっていきます。教えられずとも、その文章で表現されていることがどういう意味を持つか、感覚的にわかるようになっていくのです。これがいわゆる読解力です。読み解く力は学校でも習いますが、あまり身につかずに「現代国語」が苦手な方も多いですよね?経験が足りないから身につかないんです。読書をたくさんすることで経験則として身につけ、学校で習うことでさらに定着していきます。

また、たくさん本を読めば読むスピードは速くなりますし、多くの漢字や言葉に触れることになりますので漢字力・語彙力も向上します。

 

他教科にも好影響が

「ドラゴン桜」という東京大学受験漫画でも描かれていたのですが、国語力が低いと設問の意味が理解できず、自ずと他の教科の点数にも悪影響を及ぼすそうです。

そんなもんかな〜とこの時は流していたのですが、親になって実感する出来事がありました。

 

小学2年生の算数にも文章問題はあるのですが、問題の意味が理解できない子が結構いるみたいなんです。文章の前後の関係を理解できず、例えば「〇〇の条件で下の設問3つに答えよ」という問題があっても、設問を読んでいる間に「〇〇の条件」という設定があることを忘れてしまい、設問の意味が分からないという子もいます。一つの文章になっていれば子供もわかるのですが、文章が離れてしまっているがために、子供の脳の中では切り離して考えてしまっているのです。

本をよく読んでいる子供は、しっかりとそれぞれの文章の関係性を把握しているようで、こうした間違いは少ないみたいです。

この例は早とちりで済まされるものではなく、国語力が低いから早とちりが生じると考えるべきだと思います。試験中に時間が足りなくなった経験は皆さんにあると思いますが、時間が無い中で(早とちりせずに)正しい読解・判断ができることは非常に有益ですよね?

 

教養が高まる

始めに断っておきますが、僕は小説を読みません。小学生で卒業してしまいました。ただし、僕が当時読んでいた本が「少年少女世界の名作文学」でしたので、世界の名作と言われる作品の多くを知っています。ほんのりですが(笑)。

教養なんてものは、ほんのり知っているだけで十分です。「シェークスピアについて語ろう」なんていう場面であれば別ですが、そうしたシーンはハマっている方々がご自由にやればいいです。

 

僕がここでいう教養は「理解を深めるための材料」です。何かのタイトルや作中、歌詞、会話、解説など、様々なシーンで、遥か昔の作品を引用したり対比したりすることがありますよね?先人の作品は比較の好材料ですし、解釈の助けにもなります。

例えば、「ジキルとハイド」という小説。歌詞検索サイトで探してみると、歌詞の中に「ジキルとハイド」が使われている曲が16曲ありました。この小説を読んだことがある人は、歌詞に「ジキル」や「ハイド」が入っていると「二重人格」や「表裏一体」という解釈ができますので、作詞家や識者の解説が無くとも歌詞の意味を理解できるんです。

これはほんの一例です。僕自身は読書にハマり切らなかったのでそれほどではありませんが、読書に触れてこなかった人よりは圧倒的に感度は高いです(たぶん)。芸術を楽しみたかったら教養は少なからずないと…ね。

 

少年少女系 世界名作集の紹介

「教養が高まる」でそのメリットを紹介した通り、世界の名作に触れることは今後の人生を豊かにするものです。

また、ギリシャ神話から現代文学、さらには古典をカバーしているものもあるので、様々な文化・思想・時代を感じることができます。

 

少年少女 世界の名作文学

もう半世紀前の出版です。これが実家に全巻揃っています。中古市場を見ると一冊ウン万円もするという…売ろうかなw

もう入手困難ですのでこれ以上は触れません。

おすすめ:21世紀版少年少女世界文学館セット

「21世紀版少年少女」シリーズは、他にも古典、日本文学があります。

漢字にはフリガナがふってあり、挿絵や図版も豊富に入っています。難しい言葉には解説もついてあり、小学生低学年からでも触れることができます。

また、ボリュームもありますので原作からの省略や改編が少ないのも魅力です。

失敗:おんなのこめいさくえほん

これは年中さんになる娘に読み聞かせるために買った絵本です。比較対象としては少しずれますが、本選びの一考になると思い紹介します。

 

このシリーズは一冊でたくさんの作品に触れることができるというメリットがありますが、最大のデメリットにもなっています。辞書くらいの分厚さはありますが、80もの作品が詰め込まれています。そして絵本ですので文字数は少ないです。

これが何を引き起こすのかというと、作品内容の省略です。重要な場面であろうが容赦なく切り捨てられていますので、「なぜそうなるのか」という点を読み取ることができなくなっています。明るくてハッピーエンド、善悪が分かりやすい作品であればいいのですが(例えばシンデレラ)、難しいストーリーの作品やバッドエンドの作品は、大人が読んでも理解に苦しむものが多いです。

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