「グーグルアドセンス狩り」という言葉を聞いたことはないですか?
グーグルはアドセンスの規約違反者に対して広告配信を停止することはご存知だと思いますが、この仕組みを悪用して、第三者があなたを規約違反者に仕立て上げてくるかもしれません。
動機は妬みや恨み、面白半分と言ったところでしょうか?
どのサイトにも可能性はありますので、今回はその対策をご紹介します。
アドセンス規約に引っかかる内容とは?
代表的なところと言えばこちらです。
- 不正クリック(自分でクリックして報酬を得る)
- 規約違反の広告掲載方法(広告位置、広告数etc…)
- 禁止コンテンツ掲載ページへの広告掲載(アダルト、薬物、暴力etc…)
1の不正クリックは自作自演で広告をクリックして報酬を得ようとすることを禁止するというグーグルのルールですが、これを悪用される可能性があるんですよね。
2の広告掲載方方法は、掲載ページが広告で溢れかえっていてもダメですし、広告とコンテンツと区別の付かない掲載もダメです(対策として「スポンサーリンク」と明記する)。
これは自己責任です。
3の禁止コンテンツ、アダルトや薬物を取り扱うのは厳禁ということは広く知られていますが、アルコールやタバコ系もダメです(あくまで広告掲載されたページのコンテンツのお話です)。
このルールも悪用される可能性があります。
ということで、不正クリック、禁止コンテンツについて詳しくみていきます。
悪用1 不正クリック
あなた、もしくはあなたのサイトに対して恨みや妬みを持った人がいたとして、あなたを困らせたいと思うとします。
困らせる方法はコメント欄を荒らすといった誰でもできる方法やウイルスなどのサイバー攻撃など高度な方法がありますが、不正クリックでも困らせることができるんですね。
一般的にサイトに掲載された広告のクリック率は1%前後です。この値から上に大きく離れれば、グーグルは「何か不正が行われている」と判断して、あなたのアドセンス利用をストップさせます。
そうすると広告収入が得られなくなり、非常に困るわけです。
この不正クリックに対する事前対策、正直ありません。
強いていえば、グーグルからペナルティを課される前(アカウント停止前)にグーグルに報告する方法があります。
無効なクリックの連絡フォーム
こちらのフォームから連絡をしておけば大丈夫です。
アドセンスのクリック率(CTR)が異常であれば、グーグルに報告するようにしましょう。
※PVが少ないサイトではクリック率は頻繁に乱高下します。母数が少ないため起こる現象ですのできにする必要はありません。
悪用2 禁止コンテンツ
禁止コンテンツの詳細はグーグルアドセンスに詳しく記載されています。
このルールを使ってあなたを困らせることも可能です。
その方法はこちら。
- 第3者があなたのグーグルアドセンスコードを入手
- 第3者が運営する禁止コンテンツ掲載されたサイトやウェブページであなたのアドセンスコードを利用
- 禁止コンテンツ規約に違反があったとして、あなたのグーグルアカウントが停止される
手の込んだ方法ですが、このような嫌がらせを受ける可能性があるんです。
アドセンスコードはページのソースを見れば確認できます。禁止コンテンツについては、アドセンスでマネタイズ出来ていない人にとっては自分のサイトに禁止コンテンツを入れることはリスクが少ないです。
つまり、それほど難しくない嫌がらせ方法なんですね。
禁止コンテンツでの嫌がらせは明確な対策があります。
それは、登録サイト以外にはグーグルアドセンスを使えなくするという方法。
設定方法
グーグルアドセンスのメニューの「設定」の中にある「自分のサイト」からグーグルアドセンスを適用させるサイトを登録することができます。
追加ボタンから登録したいサイトのURLを入力するだけで設定できます。
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