新一年生は寂しがり屋さん さっそく登校拒否~入学後第2週目前日~

主夫業&育児

小学校入学前はあんなに楽しみにしていたのに、いざ入学してみると登校拒否発動!

なかなか子ども心は難しいものです。子どもに対する親の姿勢をすごく考えさせられました。

 

前回の記事

 

新一年生は寂しがり屋さん さっそく登校拒否~入学後第1週目~
長女つーちゃんが小学校に入学してからもうすぐ2週間が経ちます。 保育園を卒業する前は、小学生になることをすごく楽しみにしていましたので、あまり心配していなかったんですが...なかなかうまいこといきませんね(´・ω・`) 「学校行きたくない!...

 

今回は入学後第2週目前日を振り返りたいと思います。

 

第2週目前日の日曜日にしたこと。思ったこと。

1週目の様子から、「子どもへの配慮」をすごく考えさせられました。

 

子ども心にも不安があるということは百も承知していましたが、楽しみな気持ちが強すぎて不安なんて一掃されていると思っていました。

でも、いざ目の前に不安材料が出てくると、やはり不安な気持ちになってしまうようです。

 

不安材料って何かと言うと、本人から話を聞いた中で推測すると以下の通りです。

  • まだ友達も少なく、友達もお互い様子見な状態で、どう振舞ったらいいかよく分からない
  • 小学校で何をするかよく分からず、毎日が新しいことばかりで落ち着かない
  • 保育園と違って先生との距離が精神的にも(名字で呼ばれる、など)物理的にも(机と教壇)遠い etc…

 

登校前日の夜は平気な顔していますが、朝起きると不安で憂鬱になり、学校に行く準備をすればするほど不安が大きくなっていったようで態度にも出てきていました。

 

態度。そりゃもう必死でしたね。

泣くわ叫ぶわで、ヘタをすると通報モンです(´・ω・`)

 

ということで、第2週目が始まる前日は子どもの心のケアを念頭に置きました。

優しくするのはもちろんですが、小学校について子どもといろいろ話をしました。

 

具体的には次のようなことです。

  • からかわない
  • 学校は楽しいところ
  • 学校に行かないといけない理由
  • 学校を休んだらどうなるか
  • 親の都合

 

一つ一つ振り返ってみたいと思います。

 

からかわない

これ、みなさん結構してると思うんですよ。

「もう○歳になったんだから、これくらいできるでしょ?」

「○○ちゃんはもう出来るようになったよ」

どうです?乱発していません?

 

僕も日常茶飯事です。親の期待に背かれると言っちゃいますね。

 

ただ、今回の登校拒否に関しては相当堪えているようでしたので、封印することにしました。

「なにくそ!」

と対抗心を燃やす以前の問題で、反発心が出てこないくらいメンタルはどん底な状態だと思ったからです。

 

「私ってダメな子なんだわ」

という精神状態に近いと思い、追い打ちをかけるような事は言わないでおこう、ということです。

 

それよりも、励ましたり、前向きになれるような話をすることで、少しでも顔を上げさせてあげたいと考えたのです。

まあ、うちの子は打たれ弱いので。傷口に塩を塗るのは気が引けるからというのも少なからずあります。

 

小学校は楽しいところ

(写真はイメージです)

 

もともと、小学校は楽しいところと思っていましたので、再確認のためです。

嫌だと思う気持ちが大きくなってしまったので、楽しいところと思っていた頃に引き戻そうと思いました。

 

  • 勉強ができたら褒めてもらえる
  • 保育園ではできなかったこと、小学生になったからこそできることがたくさんある
  • 友達がいっぱいできる

 

親から伝えたのはこれくらいです。でも、楽しいことは?と問いかけると色々言っていました。

内容はちょっと忘れたのですが(大人からすると些細なことが多かったです)、本人は楽しいところと認識していたので一安心です。

 

また、小学校6年間を休まず登校すると、皆勤賞が貰える話をしたら目を輝かせていました。

これはちょっと…失敗だったかも。親の都合で休ませたいこともありますしね。

早速、今年のゴールデンウイークに休ませようか悩んでいます(´・ω・`)

 

学校に行かないといけない理由

「なんで学校に行かないといけないの?」

という質問があったので、ちょっと難しい話でしたが、義務教育ということを説明しました。

義務教育と答えるだけでは答えになっていませんので、勉強の大切さや、教育を受けていない子どもがどうなるかを歴史や子どもの労働の話もしました。

まあ、あんまり分かっていないとは思いますけど…

 

「字が読めると色々な本が読めるよ」

「計算ができるとお買い物の時にすぐお金をだせるでしょ?」

 

というように、もちろん身の回りに置き換えて話することも忘れてはいません。

 

また、こういう話をすると、年上の子どもや大人に憧れを感じていることが分かりますね。

早くそうなりたいという向上心が見え隠れします。

この内容については上手く誘導できたという感触はありますね。

 

学校を休んだらどうなるか

これは入学後第1週の時、毎朝子どもに言っていた内容です。

学校を休んだら

→先生に怒られるよ

→勉強分からなくなるよ

→友達ができないよ

→学校のルール覚えられないよ

→休んだら、次の日はもっと行きたくなくなるよ

 

まあ、「脅し」ですよね。

 

こちらも学校に行ってほしくて必死でしたので、毎朝、脅迫するわけです。子どもを持つ親の日常かと思います(うちだけじゃないと信じたい)。

ただ、あんまり良くないと思うんです。でも、ついつい脅してしまう訳ですが…

 

ですので、この日は脅しというよりは冷静に考えさせるようにしました。

子どもの思考はその時の感情にかなり左右されるので、一向に頭に入らない場面はありますが、冷静になっているときは大人が思っている以上に理解しようと考えてくれます。

「子どもに何を言っても無駄だ」と思うことは多々ありますが、そこはグッと堪えて冷静に子どもと向き合うのも親の務めかと思う今日この頃です。

 

 

また、この日の話し方としては、「学校に行かなかったら○○になる」と答えを言うのではなく、子ども自身で考えさせて答えさせるようにしました。

 

僕 「先週は友達何人できた?」

つーちゃん 「8人」

僕 「来週は何人できるかな?」

つーちゃん 「分かんない」

僕 「月曜日行ったら何人できるかな」

つーちゃん 「そんなすぐにできないよ?」「でも1人か2人できるかも」

僕 「じゃあ毎日学校に行ったら10人くらいできるんちゃうん?」

つーちゃん 「ん~分かんない。でも先週は毎日友達増えたからできるかも」

僕 「じゃあ休まれへんな~」

 

こんな感じの会話をいろいろとしました。

 

親の都合

親の都合についても話しました。

これは大きく2つあります。

 

1つ目は、単純に小学校に行ってくれないと物理的に親が困るという自分勝手な話です。

子どもが素直に小学校に行ってくれなくて感情に搔き立てられる理由はこれが一番大きな理由ですけどね。

僕は主夫と言っても家事以外にもすることはありますし、もちろん妻も仕事があります。自営業ということが幸いですが、そうは言っても客商売ですので時間の制約は当然あります。

子どものペースに合わせていくと時間がなんぼあっても足りませんので、セカセカ急がせちゃうんですよね。

さすがに今回は「早くする」という視点では語りませんでしたが。

 

「お仕事にも朝何時までに行かないといけないっていう約束があるんやで」

「お仕事の人と会うお約束をしているから、つーちゃんが小学校に行ってくれないとパパ(ママ)がお約束を破ることになるんやで」

「お仕事しないとお金無くなって、ご飯も買われへんで」

 

先ほど「脅迫」という言葉を使いましたが、これに関してはストレートに言っています。

そこまで人間で来ていませんでした(;^ω^)

 

(写真はイメージです)

もう1つは、子の成長を願う気持ちについて話をしました。

 

「たくさん勉強して、賢くなって、やりたい仕事をやりや」

「お勉強をいっぱいしないとなれないお仕事もいっぱいあるんやで」

「友達いっぱい作って、毎日が楽しい小学生になってほしいんやで」

 

みたいなことです。

僕自身、あんまり親の理想を押し付けたいとは思っておらず、自然と親の理想に沿う形で進んでいってくれれば、という考えです。

「自然と」がミソですね。そのため、強制はあまりしたくないですので、語りかけというスタンスで臨んでいます。

 

親の期待に応えたいという子どもの気持ちも見え隠れしていますからね。そこは利用しようかと思っています。

 

 

就寝前

という話を一日かけて子どもとしました。

そして、本人がどう思っているかは聞いていません。本人に「学校に行く」と言わせて言質を取ってもよかったのですが、なんか可哀想な気がして…

本人も決意を声に出して言うタイプではありませんしね。

 

また、口には出さずとも子どもの中では葛藤していることを感じることができました。

何も考えていなかったら心配になりますけどね。

自分なりに「学校に行きたくない」気持ちを「学校に頑張って行く」という気持ちにシフトしようと心の中で奮闘していることが様子から感じ取れましたので、とりあえずは朝起きてから反応を見てみようと思い、この日は就寝です。

 

 

続きはまた後日。

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