多くの親が抱える悩み。それは子供が勉強しない事。
「勉強しなさい!」
「宿題やったの?」
できれば言いたくありませんが、子を思えばこそのセリフ。
これから入学する子供、今現在小学一年生、もうすぐ二年生を抱える親にとって教育のヒントになれば幸いです。
小学校から勉強が始まる
保育園や幼稚園では、勉強は遊びの延長線上にあることがほとんどです。
しかし、小学一年生は違います。
勉強する内容は簡単で、先生も子供に合わせて楽しく授業を進めてくれます。
でも、楽しい授業の一方では、机に座って、先生の話を聞いて、練習し、時にはテストを受ける。
授業には子供にとっては嫌なことがいっぱいです。
「学校の授業=嫌なこと」となってしまうことは避けなければいけません。小学一年生で授業嫌いになれば、学年が上がり内容が難しくなるにつれて、ますます嫌いになる可能性が高くなります。
親ができる指導方針
ひたすら褒める!
自己啓発本など読んだことのある方であれば聞いたことがあると思います。
人は、「承認欲求」を持っているらしいです。自分のことを認めて欲しいってやつです。
子供は特に強く、ダイレクトに反応する場合が多いものです。
ですので、ひたすら褒める!
出来ていなくても、すこしでも出来ていればほめる!
冷やかしは逆効果です。
出来る子であれば向上心をもってもらうために冷やかしは有効かもしれませんが、出来杉くんタイプ以外は褒めるに徹した方がいいです。
勉強内容を聞く
子供と積極的にコミュニケーションを取ってください。子供は今日の出来事を親に伝えたくて仕方がありません。
そして、その日に習ったことを聞きましょう。
勉強した内容を聞いて、教えるまでしなくても大丈夫です。とりあえず聞く。
そういう習慣が出来ていけば、子供も親に話をするために授業で習ったことを覚えようとします。
だって、親といっぱいお話ししたいから。
自然と授業をしっかり聞く子供に育ちやすくなります。
知らないことを知る喜びを教える
小学1年生で勉強することは、全て人生で役に立ちます。
中学校、高校で僕たちが思ったような「いつ役にたつねん!」というものは何1つありません。
でも、簡単すぎて退屈に思う子供もいることは事実。
じゃあどうするかというと、1つ、2つ上のレベルのことを教える。
もしくは、少し深掘りしてあげる。
算数であれば掛け算や筆算(ひっさん)を教えてもいいです。
国語であれば「どうして主人公はそういう気持ちになったんだろう?」と聞くのもありです。
日常でも「何で?」という質問に背景を教えてあげましょう。
知らないことを教えることは子供の栄養になります。
その時に理解できなくても、半年後、1年後に気づく礎になります。
ものの捉え方をいくつも持てば、直感的ではなく多角的に考えるようになります。
何で?は探究心を高めます。無下にするのではなく、その気持ちを伸ばしてあげれば勉強に対しても前向きになります。
勉強することについて、最も効果的なのは好奇心を育てることです。
好奇心がなければ勉強なんて作業になりますし、遊びたい盛りの子供にとってつまらないものになります。
おわりに
僕は中学校からテストで良い点数を取れば小遣いがUPするシステムを親に提案、了解を得ていました。中間テスト・期末テストで設定した点数を越えれば500円UPするシステムです。
これはこれで良かったのですが、おそらく子供によっては勉強する動機、もしくはその先に勉強するという意欲が削がれるかもしれません。
そんなことよりも、根本的な勉強意欲、つまり好奇心を育むことが子供の人生を豊かにすると思っています。
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